総務省は2026年9月25日、「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」の令和8年度第1四半期分(2026年6月末時点)を公表しました。事業者別シェアはNTTドコモ32.2%、KDDIグループ26.5%、ソフトバンク19.1%、楽天モバイル3.8%です。MVNO全体は18.6%でした。前年同期と比べると、ドコモは下がり、楽天モバイルとMVNOは上がっています。MVNOのなかでは、IoT機器などで使う「通信モジュール」の契約が前年同期比25.3%増えました。
この記事は総務省の発表と、ケータイWatchの報道(2026年9月28日掲載)にもとづいています。
事業者別シェア:ドコモは前年から1.4ポイント低下
ケータイWatchが伝えた総務省データによる、2026年6月末時点のシェアは次のとおりです。
| 事業者 | シェア | 前期比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 32.2% | -0.8pt | -1.4pt |
| KDDIグループ | 26.5% | +0.2pt | 増減なし |
| ソフトバンク | 19.1% | +0.4pt | -0.1pt |
| 楽天モバイル | 3.8% | +0.1pt | +0.5pt |
| MVNO | 18.6% | +0.1pt | +1.1pt |
ドコモは前期比で0.8ポイント、前年同期比で1.4ポイント下がり、大手3社のなかで下げ幅が最も大きくなりました。楽天モバイルは前年同期から0.5ポイント上がり、少しずつシェアを伸ばしています。ケータイWatchによると、ドコモがMVNOに提供している回線は全体の6.5%でした。
MVNOは4291万件、通信モジュールが大きく増加
MVNOの契約数は4291万件です。移動系通信の総契約数2億3129万件の18.6%にあたり、前年同期比では8.9%増えました。
内訳のうち、スマートフォンなどで使う「SIMカード型」は1875万件(前期比3.2%増、前年同期比8.1%増)でした。IoT機器などに組み込む「通信モジュール」は1714万件(前期比7.1%増、前年同期比25.3%増)です。SIMカード型も伸びていますが、MVNO全体の増加は通信モジュールによるところが大きいとわかります。
SIMカード型のシェア首位はIIJ
SIMカード型MVNOの事業者別シェアは次のとおりです。
- インターネットイニシアティブ(IIJ):24.5%(前期比0.4pt減)
- オプテージ:8.0%(前期比0.2pt減)
- JCOMマーケティング:5.5%
- NTTドコモ(旧NTTレゾナント):5.1%(前期比0.4pt減)
IIJ(IIJmioなど)は引き続き4分の1近いシェアを持つ首位です。オプテージはmineoを提供している会社です。NTTドコモは、旧NTTレゾナントのOCN モバイル ONEなどの契約分がここに入っています。
5G契約は携帯電話の56.8%に
世代別に見ると、5G契約は1億3153万件(前期比4.1%増、前年同期比13.7%増)でした。携帯電話契約数に占める割合は約56.8%です。4G契約は1億581万件(前期比2.8%減、前年同期比5.1%減)に減りました。5Gへの移行は続いています。
読者への影響
今回のデータは契約数とシェアの統計なので、料金や手続きが変わるわけではありません。ただ、MVNOのシェアは前年同期から1.1ポイント上がり、SIMカード型も前年同期比8.1%増えています。大手キャリアから格安SIMへの乗り換えが続いていることがわかります。
格安SIMを選ぶ際は、シェアの大きさだけで決めないことをおすすめします。月々のデータ使用量や通話の頻度に合った料金かどうかで比べましょう。SimFinderでは、使い方を入力すると国内の各プランを料金と品質でスコアリングして比較できます。