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ソフトバンク、Apple Watchが5G接続のまま通話可能に 追加料金なし

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ソフトバンクは2026年9月18日、5G RedCap対応のウェアラブル端末向けに「VoNR(Voice over NR)」による音声通話サービスを、9月15日から順次提供開始したと発表しました。これにより、Apple WatchのCellularモデルなどが4Gに切り替わることなく、5G SAに接続したまま発着信・通話できるようになります。

利用にあたって特別な申し込みは不要で、追加料金も発生しません。対象端末とエリアの条件さえ満たしていれば、ユーザー側の手続きなしで恩恵を受けられる形です。ケータイ Watchは、5G RedCap対応端末でのVoNR提供は「国内では初とみられ」と報じています。

VoNRとは?5G接続のまま通話まで完結する仕組み

VoNRは、5G SA(スタンドアローン)のネットワーク上で音声通話を行う技術です。

これまでのスマートフォンや腕時計型端末は、5Gでデータ通信をしていても、音声通話が発生すると4GのVoLTEに切り替えて通話する仕組みが一般的でした。VoNRではこの切り替えが不要になり、5G SAに接続したまま通話が完結します。BUSINESS NETWORKはこれを「5G SA上で音声通信まで完結」する形だと説明しています。

一方の「5G RedCap」は、スマートウォッチなどのウェアラブル端末やIoT機器向けに最適化された5Gの通信規格です。通常の5Gより機能を絞ることで、消費電力や端末コストを抑えられるのが特徴で、ソフトバンクは2025年9月にネットワーク対応の開始を発表していました。今回は、その5G RedCap対応端末で音声通話までカバーした格好になります。

対応するのはApple Watch 5機種

ソフトバンクおよび各報道によると、VoNRに対応するウェアラブル端末は次のとおりです。

  • Apple Watch Series 12
  • Apple Watch Ultra 4
  • Apple Watch Series 11
  • Apple Watch SE 3
  • Apple Watch Ultra 3

いずれもCellular(セルラー)モデルが対象で、watchOS 27以降が必要です。Series 12とUltra 4は9月18日発売の新モデルですが、Series 11・SE 3・Ultra 3といった既存モデルもOSを更新すれば対象に含まれる点は見逃せません。

iPhone側はiOS 26.4以上が必要

ITmedia Mobileによると、VoNRの対応機種にはウェアラブル端末だけでなくスマートフォンも含まれ、iPhoneではiOS 26.4以上が必要とされています。対応機種としてiPhone Duo、iPhone 18 Pro/18 Pro Max、iPhone 17シリーズ、iPhone 16シリーズ、iPhone 15シリーズなどが挙げられているほか、Galaxy Z Fold8/Flip8、Galaxy S26シリーズ、AQUOS R11、AQUOS sense10、Xperia 1 VIII、Xperia 10 VIIといったAndroid端末の名前も並んでいます。

Apple WatchのCellularモデルはペアリングするiPhoneとセットで使うため、実際にVoNRの恩恵を受けるにはiPhone側のOS更新も確認しておくのが確実です。

エリアは「一部から順次拡大」

注意したいのが提供エリアです。ソフトバンクの発表では、5G SAエリアの一部で提供を開始し、順次拡大するとされています。BUSINESS NETWORKによれば、5G RedCapとVoNRの両方に対応したエリアが条件になります。

つまり、対応端末を持っていても、現時点では全国どこでもVoNRで通話できるわけではありません。エリア外では従来どおり4GのVoLTEでの通話となるため、体感的な変化がすぐには分からないケースもありそうです。

格安SIMユーザーへの影響は

今回の発表はソフトバンクブランドとしての案内で、ワイモバイルやLINEMO、ソフトバンク回線を借りるMVNOでの提供可否については触れられていません。格安SIMでApple WatchのCellularモデルを使いたい場合は、そもそもウォッチ向けの回線サービス(ナンバーシェア等)を提供しているかどうかがまず前提条件になります。

とはいえ、5G SAの整備が進み、音声通話まで5Gで完結する流れが広がれば、将来的にはサブブランドやMVNOの利用者にも波及していく可能性があります。povoが2026年8月に5G SAの提供を開始するなど、各社とも5G SA対応を進めている段階で、その上に乗るサービスとしてVoNRが本格化してきたという位置づけです。

まずはソフトバンクのApple Watchユーザーが、追加負担なく恩恵を受けられる形でのスタートとなりました。

出典

  • ソフトバンク「5G SAを活用した『VoNR』による音声通話サービスを提供開始」(2026年9月18日)
  • ケータイ Watch「Apple Watchが5Gで通話できる、ソフトバンクが提供開始」(2026年9月18日)
  • ITmedia Mobile「ソフトバンク、5G RedCap対応ウェアラブル端末で『VoNR』の音声通話サービスを提供開始」(2026年9月18日)
  • BUSINESS NETWORK「ソフトバンク、5G RedCapによる音声通話を提供開始 Apple Watchが対応」(2026年9月18日)