Googleは8月12日、スマートフォンの新モデル「Pixel 11」シリーズを発表しました。注目したいのは価格やカメラ性能だけではありません。今回初めて、一部の家電量販店でSIMフリーモデル(オープンマーケットモデル)が購入できるようになります。発売は8月20日で、予約はすでに始まっています。
格安SIMを使うために「回線と端末を別々に買う」というスタイルを選んでいる人にとって、これは地味ですが実用的な変化です。
家電量販店でSIMフリー版が買えるように
Google公式ブログには「さらに今回初めて、一部の量販店において SIM フリーモデルをご購入いただけるようになります」と明記されています。これまでPixelのSIMフリー版はGoogle Storeでの購入が基本で、家電量販店で並んでいるのはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル向けのキャリアモデルが中心でした。
ケータイWatchの8月13日の記事によると、SIMフリーモデルを取り扱うのはエディオン、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラのECサイトおよび一部店舗です。ただし取り扱いは店舗によって異なる可能性があるため、店頭で買う場合は事前確認が確実です。
販売チャネル自体は、Google Storeのほかドコモ、KDDI(au)・沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルと、従来どおり幅広く用意されています。
価格は13万6800円から
Google Storeでの税込価格は次のとおりです。
| モデル | 容量 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| Pixel 11 | 256GB | 13万6800円 |
| Pixel 11 Pro | 256GB | 17万4800円 |
| Pixel 11 Pro | 512GB | 19万4800円 |
| Pixel 11 Pro | 1TB | 23万4800円 |
| Pixel 11 Pro XL | 256GB | 20万7800円 |
| Pixel 11 Pro XL | 512GB | 22万7800円 |
| Pixel 11 Pro XL | 1TB | 26万7800円 |
予約はオンラインで8月12日から、Google Store表参道など店頭では8月13日から。発売日は8月20日です。ITmedia Mobileも8月12日の記事で、Pro/Pro XLの発売日を8月20日、直販価格を17万4800円からと伝えています。
格安SIMユーザーにとって何が変わるか
MVNOや格安プランを使う場合、端末は自分で用意する必要があります。これまでPixelのSIMフリー版を買う主な選択肢はGoogle Storeのオンライン購入で、実機を触ってから決めるのが難しい状況でした。
家電量販店で扱われるようになると、次のような点が変わります。
- 実機を確認してから買える:サイズや重量、カメラの写りを店頭で試せる
- 量販店のポイントが使える/貯まる:各社のポイント還元を購入原資に充てられる
- キャリアモデルとの比較がしやすい:同じ売り場で条件を並べて検討できる
一方で、キャリアの端末購入プログラム(残価設定型の割賦など)はキャリアモデル限定のものが多く、SIMフリー版では利用できません。「総額で安いのはどちらか」は、回線側の料金プランと合わせて計算する必要があります。
購入前に確認したいポイント
SIMフリー版を選ぶ際は、以下を確認しておくと失敗が減ります。
- 利用予定の回線のバンド対応:Pixelは主要4キャリアの回線に幅広く対応しますが、契約先の公式動作確認端末リストで確認しておくのが安全です
- eSIM/物理SIMの構成:PixelはeSIMに対応しており、eSIM専用プランや旅行用eSIMとの併用がしやすいモデルです
- 量販店ごとの取り扱い状況:SIMフリー版はECサイトと一部店舗が対象のため、来店前に在庫と取り扱いの有無を確認する
端末代の負担を抑えたい場合は、月額料金の安いプランと組み合わせて2〜3年の総支出で比較するのが基本です。SimFinderのプラン検索では、データ量や通話条件から月額料金を試算できます。端末は量販店でSIMフリー版、回線は自分の使い方に合ったプランという組み合わせが、以前よりも取りやすくなりました。
出典: Google Japan Blog(2026年8月12日) / ケータイWatch(2026年8月13日) / ITmedia Mobile(2026年8月12日)