MMD研究所は2026年7月17日、「2026年通信8サービスの認知・利用ファネル調査」の結果を公開した。格安SIM(MVNO)を「認知している」と答えた人は63.9%で、ブランドを知ったきっかけの首位は「家族や友人・知人からの紹介」(17.8%)だった。口コミという身近な情報源が、依然として格安SIM選びの入り口になっている実態が浮かび上がる。ITmedia Mobileも同日、この調査結果を報じている。
認知は約6割、ただし「現在利用中」は13.2%
MMD研究所の発表によると、格安SIM(MVNO)の認知状況は次の通りだった。
- 認知している:63.9%
- うち内容理解している:36.6%
- うち利用経験あり:17.8%
- うち現在利用中:13.2%
- 聞いたことはあるが内容は不明:27.3%
- 知らない:36.1%
「認知している」が約6割に達する一方で、内容まで理解している人は36.6%、実際に「現在利用中」の人は13.2%にとどまる。名前は知られていても、仕組みや料金メリットの理解、そして乗り換えの実行までにはまだ距離があることが分かる。
認知のきっかけ、首位は「紹介」
ブランドを知ったきっかけとして多かった上位3項目は以下の通り。
- 家族や友人・知人からの紹介:17.8%
- Webニュースサイトやネット広告:12.3%
- 比較サイト・比較記事:9.9%
対人の口コミが最も強い入り口である一方、「比較サイト・比較記事」が3位に入った点は注目に値する。さらにMMD研究所によると、サービスを理解するための情報源では「公式サイト」が45.5%で最多、「比較サイト」が18.0%と続いた。認知から検討・理解へ進む段階で、比較コンテンツが一定の役割を担っていることを示している。
サブブランドの認知は7割超
調査ではブランド別の認知率も公開された。ahamoが79.7%、povoが73.0%、LINEMOが70.5%と、大手キャリアのオンライン専用ブランド・サブブランドは7〜8割の高い認知を得ている。一方、現在利用率で見るとahamoが8.7%、povoが4.4%、IIJmioが2.6%となり、認知の高さがそのまま利用に直結していないこともうかがえる。
SimFinderの見方
今回の調査は、格安SIMが「名前は広く知られているが、内容理解と乗り換え実行にはギャップがある」というこれまでの傾向を、数値で改めて裏づけた。とりわけ、知人からの紹介に次いで比較サイトが認知・理解の情報源として機能している点は、料金や通信品質を客観的に見比べたいというニーズの表れと言える。SimFinderでは、利用状況に合わせて最適なプランをスコアで比較できる。まずは自分の使い方に合う一枚を、数字で確かめてみてほしい。
※本記事はMMD研究所「2026年通信8サービスの認知・利用ファネル調査」(2026年7月17日公開、調査期間7月1〜2日、予備調査34,490人・本調査1,600人)およびITmedia Mobileの報道に基づく。