Appleが2026年9月9日、iPhone向けOSの最新版「iOS 26.6.2」の配信を開始した。修正点は1件のみで、モバイルデータ通信経由でソフトウェアアップデートをダウンロードできない不具合の解消だ。Wi-Fi環境がなくてもOSを更新したいユーザーにとっては、地味だが実用上の影響が大きい修正といえる。
修正内容は「モバイル通信での更新不具合」1点
Apple Developerのリリース一覧によると、iOS 26.6.2のビルド番号は23G90で、開発者向けには現地時間2026年9月8日付で公開された。日本のメディアでは同9日にケータイ Watch、ITmedia Mobileがそれぞれ配信開始を報じている。
ケータイ Watchによれば、修正されたのは「モバイルデータ通信経由でソフトウェアアップデートをダウンロードできない問題」で、対象機種はiPhone 11以降。iPadOS 26.6.2も同じ修正を含めて同時に配信されている。
対象機種とアップデート方法
アップデートはiPhoneの「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」から実行できる。ITmedia Mobileは、iPhone 17 Proでの更新ファイルサイズが704.6MBだったと伝えている。機種やインストール済みのバージョンによってサイズは変動するため、あくまで目安として捉えたい。
なお、不具合の性質上、モバイル通信でのダウンロードがうまくいかない状態にある端末では、この修正版そのものをWi-Fi経由で取得する必要が生じる可能性がある。手元でうまく進まない場合は、Wi-Fiに接続した状態で試すのが確実だ。
セキュリティ修正の掲載は確認できず
Appleが公開している「Appleのセキュリティ関連アップデート」一覧ページを2026年9月9日時点で確認したところ、iOS 26.6.2の項目は掲載されていなかった。同ページに掲載されている直近のバージョンはiOS 26.6.1(2026年8月17日リリース)とiOS 26.6(同7月27日リリース)で、今回はCVE番号を伴うセキュリティ修正ではなく、機能面の不具合修正が中心とみられる。
ただし、Appleはセキュリティ情報の掲載を後日追加する場合がある。最新の状況は公式ページで確認してほしい。
モバイル通信での更新はデータ容量の消費に注意
今回の修正で「Wi-Fiがなくてもモバイル通信でOSを更新できる」状態に戻るわけだが、格安SIMユーザーが気をつけたいのはデータ容量の消費だ。
仮に700MB前後のアップデートをモバイル通信でダウンロードすると、月3GBプランなら残容量の2割強を1回の更新で使うことになる。月1GBクラスの低容量プランでは、1回のOSアップデートだけで容量を使い切りかねない。
一方で、通信量を気にせず端末を最新に保ちたいのであれば、大容量プランや使い放題プランを選ぶ、あるいは自宅のWi-Fi環境を前提に低容量プランで割り切る、という判断軸になる。OSアップデートを含めた「不定期に発生する大きな通信」をどこで吸収するかは、プラン選びで見落とされがちなポイントだ。
SimFinderでは月間データ容量ごとにプランを比較できる。自分の使い方でどの容量帯が最適かを、この機会に見直してみるのもいいだろう。