インターネットイニシアティブ(IIJ)は2026年8月17日、格安SIM「IIJmio」で提供するデータ通信専用eSIM(ドコモ網)のタイプ名称を、2026年9月1日(火)から「タイプI」に変更すると告知しました。ケータイWatchも同日付でこの変更を報じています。
利用者にとって重要なのは、これが表示上の名称変更にとどまるという点です。IIJの告知には「サービスの提供内容、月額基本料金およびご利用条件に変更はございません」と明記されており、契約中のユーザーが何かを申し込み直す必要もありません。
「eSIM」表記が「タイプI」に変わる
変更の中身はシンプルです。これまで契約内容として「SIMタイプ eSIM」と表示されていた箇所が、9月1日以降は「SIMタイプ タイプI」に切り替わります。IIJによれば、適用開始日より会員専用ページの契約内容表示が順次変更されるとのことです。
対象は3つのサービス
今回の名称変更が適用されるのは、ドコモ網を利用する以下のデータ通信専用eSIMです。
- IIJmioモバイルサービス ギガプラン
- IIJmio eSIMサービス データプラン ゼロ
- IIJmioモバイルサービス eSIMベータ版
いずれもデータ通信専用のeSIMであり、対象が限定されている点に注意が必要です。
「タイプD」「タイプA」は従来どおり
IIJmioは従来から、ドコモ網を「タイプD」、au網を「タイプA」と呼び分けてきました。今回の変更でこの体系が丸ごと置き換わるわけではありません。
IIJは告知の中で「これまで通り、ドコモ網を利用したタイプDの音声SIM/音声eSIM・SMS機能付きSIM・データ通信専用SIMは『タイプD』の名称を継続して使用します」と説明しています。つまり9月1日以降のIIJmioは、タイプD・タイプA・タイプIの3種類の名称が併存する構成になります。
同じドコモ網でありながら、データ通信専用eSIMだけが「タイプI」という独立した名称を与えられる形です。なお、名称を変更する理由や背景については、IIJの告知にもケータイWatchの記事にも具体的な説明はありませんでした。
利用者への実際の影響
現時点で確認できる範囲では、金銭的・機能的な不利益は生じません。整理すると次のとおりです。
- 月額基本料金の変更:なし
- サービス提供内容・利用条件の変更:なし
- ユーザー側の手続き:不要
- 利用する回線:引き続きドコモ網
影響が出るとすれば、表記を見たときの混乱でしょう。契約中の人が会員専用ページを開いて見慣れない「タイプI」という文字を見つけたときに、勝手にプランを変えられたと誤解する可能性はあります。また、これから申し込む人にとっては、申込画面や比較情報でドコモ網のデータ専用eSIMを探す際、「eSIM」ではなく「タイプI」という手がかりで探す必要が出てきます。
IIJmioのeSIMを検討している場合は、9月1日を境に呼び名が変わることを頭に入れておくと、申し込み時に迷わずに済みます。契約内容そのものは変わらないため、既存ユーザーが今すぐ取るべき対応はありません。