Googleは2026年7月22日(日本時間)、Android 17に搭載される新しいデータ移行機能を発表しました。最大の注目点は、iPhoneからAndroid端末への乗り換え時に、写真や連絡先といった基本データに加えて、Wi-Fi認証情報やeSIMまでアプリ不要で無線引き継ぎできるようになったことです。SIMの乗り換えや端末の買い替えを検討している人にとって、移行のハードルが下がる動きといえます。
何が発表されたのか
Google公式ブログ「Switch from iPhone to Android」(2026年7月22日)によると、Android 17に組み込まれた新しい移行機能では、iPhoneから次のデータを引き継げます。
- 写真・動画
- 連絡先・メッセージ・カレンダー
- Googleアカウント情報
- パスワード
- Wi-Fi認証情報
- eSIM
このうちWi-Fi認証情報とeSIMは今回新たに移行対象へ加わったデータです。Googleは公式ブログで「移行用アプリのダウンロードが不要で、重要なデータを無線で引き継げる」と説明しています。国内でもImpress Watch(2026年7月23日の記事)やケータイWatchが同様の内容を報じています。
対応端末と提供状況
Google公式ブログによれば、この移行機能は一部のPixelシリーズで既にロールアウトが始まっています。また、同じく7月22日に発表されたSamsungの新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip8」「Galaxy Z Fold8」シリーズでも利用可能です。Googleは今後、より多くのAndroid端末へ対応を広げる予定としています。
なお、移行に必要なiOS側の条件については、今回参照した各記事では具体的なバージョンが明記されていません。実際に移行を行う際は、Googleの案内ページで最新の対応条件を確認するのが確実です。
SIM乗り換えユーザーへの影響
この機能がSimFinderの読者にとって重要なのは、eSIMが移行対象に含まれた点です。従来、iPhoneからAndroidへ乗り換える際にeSIMを使い続けるには、キャリアでのeSIM再発行や、新端末でのプロファイル再設定といった手間が発生するケースがありました。移行フローにeSIMが組み込まれることで、こうした作業が簡素化される可能性があります。
ただし、eSIMの移行が実際にスムーズに行えるかどうかは、契約している通信事業者(MNO/MVNO)側の対応状況にも左右されます。格安SIMを含め、事業者ごとにeSIMの取り扱いや再発行手数料の有無は異なるため、乗り換え前に自分の契約先の案内を確認しておくと安心です。
まとめ
Android 17の新移行機能は、iPhoneからの乗り換えで長年の課題だった「連携データの引き継ぎ」を大きく前進させるものです。特にeSIMとWi-Fi認証情報がアプリ不要で移せるようになった点は、端末の買い替えやSIMの見直しを考えるユーザーにとって実務的なメリットになります。まずはPixelおよびGalaxy Z Flip8/Fold8から順次利用可能となっており、今後の対応端末拡大が期待されます。