結論: SimFinderのスコアは3要素の加重平均で決まる
SimFinderの「おすすめ順」は以下の計算式で決まる:
総合スコア = 価格スコア × (1 - w) + 品質スコア × w + ボーナス
- 価格スコア: 安いほど高い(0〜100点)
- 品質スコア: Opensignalの実測データに基づく(0〜100点)
- w(重み): あなたが品質優先度スライダーで調整する(0〜1.0)
- ボーナス: データ繰越や家族割で加点(最大10点)
重要な点: アフィリエイト報酬はスコアに一切影響しない。 計算に使うのは「料金」「品質」「機能」の3つだけ。この記事では、実際にサイトで動いている計算ロジックをそのまま公開する。
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目次
- なぜスコアリングを公開するのか
- Step 1: 価格スコアの計算
- Step 2: 通信品質スコアの計算
- Step 3: ボーナス加点
- Step 4: 加重平均で総合スコアを算出
- 品質優先度スライダーの使い方
- 通話オプションの自動最適化
- よくある質問
- まとめ
なぜスコアリングを公開するのか
SIM比較サイトの多くは「当サイト独自の基準でランキング」と書くが、その基準が公開されていない。読者からすれば、アフィリエイト報酬の高い順に並べているのではないかという疑念を抱いて当然だ。
SimFinderはスコアリングの計算式を完全に公開する。理由は単純で、隠す理由がないから。アフィリエイト報酬はスコア計算のコードに一切含まれていないし、含める仕組みもない。
これから解説する計算式は、実際にSimFinderの本番サイトで動いているものと同一。ソースコードはTypeScriptで書かれており、この記事の数式はコードから直接引用している。
Step 1: 価格スコアの計算
価格スコアは「検索結果に表示されている全プランの中で、そのプランがどれだけ安いか」を0〜100で表す。
計算式
価格スコア = (最高価格 − そのプランの価格) ÷ (最高価格 − 最安価格) × 100
- 最安プラン → 100点(満点)
- 最高価格プラン → 0点
- 中間の価格 → 価格に比例した点数
具体例
検索結果に以下の3プランが表示されたとする:
| プラン | 月額 | 価格スコア |
|---|---|---|
| 日本通信SIM 合理的シンプル290 | ¥290 | (5,258 − 290) ÷ (5,258 − 290) × 100 = 100点 |
| IIJmio 10ギガプラン | ¥1,400 | (5,258 − 1,400) ÷ (5,258 − 290) × 100 = 77.7点 |
| Y!mobile シンプル3 L | ¥5,258 | (5,258 − 5,258) ÷ (5,258 − 290) × 100 = 0点 |
注意: 価格スコアは「検索条件に合致したプラン群の中での相対評価」。検索条件を変えるとスコアも変わる。全プランの中での絶対評価ではない。
通話料金も含めた「予測月額」
SimFinderの価格スコアは基本月額だけでなく、あなたの月間通話時間に基づく予測月額で計算する。
例えば、月30分通話する場合:
- 基本月額 ¥290 + 通話料(30分 × ¥44/分 超過分)= 予測月額
- かけ放題オプションがある場合は、オプション付きの方が安いかを自動判定
この仕組みの詳細は通話オプションの自動最適化で解説する。
Step 2: 通信品質スコアの計算
品質スコアは「そのキャリアの通信品質がどれだけ良いか」を0〜100で表す。
データソース
品質スコアの元データは Opensignal社の通信品質レポート(2026年Q1版) から取得している。Opensignalは世界中のスマートフォンから匿名の通信データを収集し、キャリア別の品質を第三者として評価している組織。
日本の大手4キャリアの品質データ:
| キャリア | DL速度 | UL速度 | レイテンシ | カバレッジ | 総合スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 150.3 Mbps | 18.5 Mbps | 22 ms | 95 | 90 |
| au (KDDI) | 120.7 Mbps | 15.2 Mbps | 25 ms | 93 | 85 |
| ソフトバンク | 110.5 Mbps | 14.8 Mbps | 26 ms | 92 | 83 |
| 楽天モバイル | 80.2 Mbps | 20.1 Mbps | 30 ms | 82 | 72 |
キャリアタイプ別の係数
大手キャリア(MNO)と格安SIM(MVNO)では、同じ回線を使っていても実際の通信品質に差がある。MVNOは回線を借りているため、混雑時間帯に速度が低下しやすい。
SimFinderではこの差を以下の係数で反映する:
| キャリアタイプ | 係数 | 説明 |
|---|---|---|
| MNO(大手キャリア) | 1.00(100%) | ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル |
| サブブランド | 0.95(95%) | ahamo、povo、UQ mobile、Y!mobile、LINEMO |
| MVNO(格安SIM) | 0.85(85%) | IIJmio、mineo、nuroモバイルなど |
計算式
品質スコア = 親キャリアの総合スコア × キャリアタイプ係数
具体例
| プラン | 親キャリア | 総合スコア | 係数 | 品質スコア |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ ギガホ | ドコモ(90) | 90 | ×1.00 | 90.0 |
| ahamo 30GB | ドコモ(90) | 90 | ×0.95 | 85.5 |
| IIJmio 10ギガ | ドコモ(90) | 90 | ×0.85 | 76.5 |
| 楽天モバイル | 楽天(72) | 72 | ×1.00 | 72.0 |
品質データがないキャリアの扱い
一部のMVNOはOpensignalのデータに含まれていない。その場合:
- まず親MNO(回線提供元)のスコアを使う
- 親MNOも不明なら、その国の全キャリアの平均スコアを使う
- UI上では推定値に 「※」マーク を表示し、実測データではないことを明示
Step 3: ボーナス加点
便利な機能を持つプランに追加ポイントを付与する。
| 機能 | ボーナス | 条件 |
|---|---|---|
| データ繰越 | +3点 | プランにデータ繰越機能がある場合 |
| 家族割 | +5点 | 検索時に「家族割」にチェックを入れ、かつプランが家族割に対応 |
ボーナス上限: 最大10点
ボーナスは「あったら嬉しい」機能への小さな加点。基本の価格・品質スコアを覆すほどの大きな影響は与えない設計。
Step 4: 加重平均で総合スコアを算出
ここまでの3要素を組み合わせて最終スコアを出す。
計算式
総合スコア = 価格スコア × (1 − w) + 品質スコア × w + ボーナス
w = 品質優先度スライダーの値 ÷ 100
具体例: 品質優先度50%(デフォルト)の場合
| プラン | 価格スコア | 品質スコア | ボーナス | 総合スコア |
|---|---|---|---|---|
| IIJmio 10ギガ | 77.7 | 76.5 | +3(繰越) | 77.7×0.5 + 76.5×0.5 + 3 = 80.1 |
| ahamo 30GB | 60.0 | 85.5 | 0 | 60.0×0.5 + 85.5×0.5 + 0 = 72.8 |
| 日本通信SIM | 100.0 | 76.5 | 0 | 100×0.5 + 76.5×0.5 + 0 = 88.3 |
同点時のtie-breakルール
スコアが同じ場合は以下の順で決着をつける:
- 月額が安い方が上
- 月額も同じならデータ無制限プランが上
- それも同じならデータ容量が多い方が上
品質優先度スライダーの使い方
SimFinderの検索ページにある「ネットワーク品質の優先度」スライダーは、価格と品質のバランスを自分で調整できる機能。
| スライダー位置 | w値 | 価格の重み | 品質の重み | おすすめする人 |
|---|---|---|---|---|
| 0%(価格重視) | 0.0 | 100% | 0% | とにかく月額を下げたい |
| 25%(やや価格重視) | 0.25 | 75% | 25% | 基本は安さ重視だが最低限の品質は欲しい |
| 50%(バランス型) | 0.50 | 50% | 50% | デフォルト。迷ったらここ |
| 75%(やや品質重視) | 0.75 | 25% | 75% | テレワークや動画視聴が多い |
| 100%(品質重視) | 1.0 | 0% | 100% | 速度と安定性を最優先 |
ポイント: スライダーを動かすとリアルタイムでプランの順位が変わる。「安い順」と「品質が高い順」の結果が全く違うことを体験してほしい。
通話オプションの自動最適化
SimFinderは「月間通話時間」を入力すると、各プランの通話オプションの中から月額が最安になる組み合わせを自動で選ぶ。
なぜこの機能が必要か
格安SIMの通話料金は複雑だ:
- 基本料金に通話料は含まれない(従量課金: 22〜44円/分)
- 5分かけ放題オプション(月550〜880円)
- 10分かけ放題オプション(月700〜1,100円)
- 完全かけ放題オプション(月1,100〜1,980円)
「月15分通話する人」にとって、5分かけ放題を付けるべきか従量課金のままがいいかは、プランごとに異なる。SimFinderはこの計算を全プラン分自動で行い、通話料込みの予測月額でスコアリングする。
計算ロジック
- 通話オプションなし(従量課金)の月額を計算
- 各通話オプション付きの月額を計算
- 最も安い組み合わせを自動選択
これにより、「基本料金は安いが通話料金が高い」プランと「基本料金は高いがかけ放題付き」プランを同じ土俵で比較できる。
よくある質問
Q: スコアリングにアフィリエイト報酬は影響する?
一切影響しない。スコアリングの入力値は「月額料金」「通信品質スコア」「データ繰越」「家族割」の4要素のみで、アフィリエイト契約の有無・報酬額はコードレベルで計算に含まれていない。この記事で公開している計算式がそのまま本番で動いている。
Q: 通信品質スコアのデータはどこから取得している?
Opensignal社が公開している通信品質レポート(2026年Q1版)を使用している。ダウンロード速度・アップロード速度・レイテンシ・カバレッジの4指標を総合した overall_score を基準としている。
Q: MVNOの品質スコアが低いのはなぜ?
MVNOは大手キャリアの回線を借りて運営しているため、混雑時間帯に速度が低下しやすいのが一般的。SimFinderでは、実測データがないMVNOには親MNOのスコアに0.85の係数をかけて推定値を算出している。この係数は業界の実態に基づいているが、推定値には「※」マークを表示している。
Q: 品質優先度スライダーはどう使えばいい?
デフォルトの50%(バランス型)は、料金と品質を同じ重みで評価する。とにかく安さを重視するなら0%寄りに、速度や安定性を重視するなら100%寄りに。テレワークや動画視聴が多い人は70〜100%がおすすめ。
Q: スコアが同じプランがあったらどちらが上に来る?
同点の場合は3段階のtie-breakルールで決まる。①月額が安い方が優先 → ②データ無制限プランが優先 → ③データ容量が多い方が優先。つまり、同じスコアなら安くてデータが多いプランが上に来る。
まとめ
SimFinderのスコアリングは「価格」「通信品質」「機能ボーナス」の3要素だけで計算される、シンプルで透明な仕組み。
- 計算式は本記事で完全公開済み
- アフィリエイト報酬はスコアに影響しない
- 品質データは第三者機関(Opensignal)のレポートに基づく
- 品質優先度スライダーで自分の価値観に合わせて調整できる
「このサイトのおすすめ順は信頼できるのか」 という疑問に対する答えは、この計算式そのもの。読者自身で検算できる。
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。ただし、アフィリエイト契約の有無・報酬額はプランのランキングやスコアに一切影響しません。スコアリングは料金・通信品質・機能のみに基づいています。
料金・プラン内容は2026年3月時点の情報です。最新情報は各キャリアの公式サイトでご確認ください。