結論: 迷ったらこの3プランから選べば間違いない
| おすすめ | プラン | 月額 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 最安 | 日本通信SIM 合理的シンプル290 | ¥290 | 通話付き全86プラン最安、eSIM・5G対応 |
| バランス | IIJmio 10ギガ | ¥1,400 | 繰り越し・家族割あり、老舗の安定感 |
| 無制限 | 楽天モバイル Rakuten最強プラン | ¥3,278 | データ無制限 + Rakuten Link通話無料 |
以下、21社86プランのデータを元に詳しく解説する。
目次
スマホの月額料金を下げたいと思っても、キャリアの数が多すぎて「結局どれを選べばいいのか分からない」という声は多い。
2026年3月現在、SimFinderのデータベースには日本国内の21社・86プランが登録されている。月額は最安¥0(povo2.0基本料)から最高¥5,258(Y!mobile シンプル3 L)まで幅広く、選択肢が多い分だけ迷いやすい。
この記事では、SimFinderのデータベースに登録されている全プランの料金・通信品質・機能を横断的に分析し、あなたの利用スタイルに合った格安SIMの選び方を解説する。
格安SIMの全体像 — MNO・サブブランド・MVNOの3分類を理解する
まず押さえておくべきなのが、日本の携帯キャリアは大きく3つのタイプに分かれるという点だ。
| 分類 | 概要 | キャリア数 | プラン数 | 月額平均 |
|---|---|---|---|---|
| MNO(大手キャリア) | 自社で通信回線を保有する事業者 | 4社 | 7プラン | 約¥2,701 |
| サブブランド | MNOが直接運営する格安ブランド | 5社 | 16プラン | 約¥2,752 |
| MVNO(格安SIM) | MNOの回線を借りて提供する事業者 | 12社 | 63プラン | 約¥1,593 |
※MNOの7プランは楽天モバイル(4プラン)とLINEMO(3プラン)。NTTドコモ・auは個人向けプランをサブブランド経由で提供している。
MNO(4社)
NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク、楽天モバイルの4社。自社の通信インフラを持つため通信品質が高いが、料金も高め。ただし楽天モバイルは¥1,078〜¥3,278の段階制で、MNOとしては異例の低価格を実現している。ソフトバンクはオンライン専用ブランドのLINEMO(¥990〜¥2,970)を直接運営している。
サブブランド(5社)
MNOが直接運営する低価格ブランド。親キャリアの通信網をそのまま使えるため、MVNOより通信品質が安定している傾向がある。
| サブブランド | 親キャリア |
|---|---|
| ahamo | NTTドコモ |
| irumo | NTTドコモ |
| povo2.0 | au(KDDI) |
| UQ mobile | au(KDDI) |
| Y!mobile | ソフトバンク |
MVNO(12社)
MNOの回線を借りて運営する格安事業者。料金はサブブランドより平均で約¥1,159安いが、通信速度が混雑時に低下する場合がある。
日本のMVNOの多くはドコモ回線を利用している。SimFinderのデータでは、ドコモ回線を借りるMVNOが10社、au回線が2社(BIGLOBEモバイル、J:COMモバイル)という構成だ。
選び方の5つの判断基準
格安SIMを選ぶ際に比較すべきポイントは5つある。優先度の高い順に解説する。
1. データ容量と月額料金のバランス
最も重要な判断基準。自分の月間データ使用量に合ったプランを選ぶことで、無駄な出費を防げる。
SimFinderのデータベースから、データ容量帯別の代表的なプランをピックアップした。
| 利用スタイル | 月間目安 | おすすめプラン | 月額 |
|---|---|---|---|
| メール・LINE中心 | 1〜3GB | 日本通信SIM 合理的シンプル290 1GB | ¥290 |
| SNS・Web閲覧 | 3〜5GB | IIJmio 5ギガ | ¥950 |
| 動画もそこそこ | 10〜15GB | HISモバイル 自由自在2.0 10GB | ¥1,340 |
| 動画をよく見る | 20〜30GB | 日本通信SIM 合理的みんなのプラン 20GB | ¥1,390 |
| ヘビーユーザー | 50GB以上 | 日本通信SIM 合理的50GBプラン | ¥2,178 |
| データ無制限 | 制限なし | 楽天モバイル Rakuten最強プラン 無制限 | ¥3,278 |
コストパフォーマンスの観点では、日本通信SIMの合理的50GBプラン(¥2,178で50GB、5分かけ放題付き、GB単価22.9MB/円)が全プラン中最も優れている。大容量プランでは、ahamo大盛り(¥4,950で110GB、22.2MB/円)も高いコスパを示している。
2. 通信品質(ネットワーク速度とカバレッジ)
格安SIMは「安かろう悪かろう」ではないが、キャリアによって通信品質には明確な差がある。
SimFinderに登録されている2026年Q1の品質スコアを見てみよう。
| キャリア | 下り速度 | 上り速度 | レイテンシ | カバレッジ | 総合スコア |
|---|---|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 150.3Mbps | 18.5Mbps | 22ms | 95/100 | 90/100 |
| au(KDDI) | 120.7Mbps | 15.2Mbps | 25ms | 93/100 | 85/100 |
| ソフトバンク | 110.5Mbps | 14.8Mbps | 26ms | 92/100 | 83/100 |
| 楽天モバイル | 80.2Mbps | 20.1Mbps | 30ms | 82/100 | 72/100 |
データソース: OpenSignal 2026 Q1 / 計測日: 2026-01-15
ポイント: サブブランド(ahamo、povo、UQ mobile、Y!mobile、irumo)は親キャリアと同じ回線を使うため、上記と同等の品質が期待できる。一方、MVNOは回線を借りているため、特にお昼休み(12:00〜13:00)や夕方(17:00〜19:00)の混雑時間帯に速度が低下しやすい。
通信品質を重視するなら、ドコモ系のahamo(総合スコア90相当)、au系のpovo2.0やUQ mobile(同85相当)が有力な選択肢となる。
3. eSIM対応の有無
eSIM(組み込みSIM)に対応していれば、物理SIMカードの差し替えなしにオンラインで即時開通できる。機種変更やデュアルSIM運用も簡単になる。
SimFinderのデータでは、全86プラン中61プラン(71%)がeSIM対応している。
eSIM対応キャリア(音声通話プランあり): ahamo、povo2.0、UQ mobile、Y!mobile、irumo、楽天モバイル、LINEMO、IIJmio、HISモバイル、mineo、日本通信SIM、LinksMate、J:COMモバイル、TONEモバイル
eSIM非対応キャリア: イオンモバイル、BIGLOBEモバイル、エキサイトモバイル、LIBMO、NUROモバイル
eSIM対応を重視するなら、サブブランド5社は全てeSIM対応しているので安心だ。MVNOではIIJmio、HISモバイル、mineoが対応している。
4. 5G対応
2026年現在、5Gエリアは都市部を中心に拡大しているが、地方ではまだ4Gが主力というエリアも多い。全86プランのうち72プラン(84%)が5G対応している。
5G非対応のキャリア: BIGLOBEモバイル(全プラン非対応)、エキサイトモバイル(全プラン非対応)、LIBMO(全プラン非対応)、TONEモバイル(全プラン非対応)
都市部在住で5Gを活用したいなら、これらのキャリアは選択肢から外れることになる。
5. 通話オプションと付加価値
通話をよくする人にとっては、かけ放題オプションの有無とその料金も重要な判断ポイントだ。
| キャリア | かけ放題の特徴 |
|---|---|
| 楽天モバイル | Rakuten Linkアプリ経由で国内通話が無料(追加料金なし) |
| ahamo | 5分かけ放題が標準付帯(追加料金なし) |
| 日本通信SIM | 合理的みんなのプラン以上で5分かけ放題 or 70分通話が標準付帯 |
| HISモバイル | 20GB以上のプランで6分かけ放題が標準付帯、通話料9円/30秒(業界最安水準) |
| LINEMO | LINEデータフリー(LINEのトーク・通話はデータ消費ゼロ) |
通話料金を含めたトータルコストで比較すると、楽天モバイルはRakuten Linkによる通話無料が強力な差別化要因となる。電話をよくかける人なら、月額¥1,078〜で通話し放題は他社にない圧倒的なメリットだ。
利用スタイル別おすすめプラン
ここまでの5つの判断基準を踏まえて、利用スタイル別にSimFinderのデータベースからおすすめプランを選出した。
とにかく安く使いたい人
日本通信SIM 合理的シンプル290(1GB): 月額¥290
通話付きプランとして全86プラン中最安。通話料11円/30秒もMVNOの標準(22円/30秒)の半額だ。eSIM対応・5G対応で、必要最低限の機能は揃っている。月1GB以下の利用なら、これ以上安い選択肢は存在しない。
ただし、通話も含めて一切使わない「予備回線」目的なら、povo2.0(基本料¥0、180日に1回トッピング購入が必要)という選択肢もある。
バランス重視の人(5〜15GB)
IIJmio 10ギガ: 月額¥1,400
IIJmioは老舗MVNOとしての安定感があり、10GBで¥1,400は価格と容量のバランスが良い。eSIM対応、5G対応、データ繰り越しあり、家族割(2回線以上で-¥100/回線)もある。通話料は11円/30秒と標準の半額。
サブブランドの安心感を求めるなら、**LINEMO ベストプラン〜10GB(¥2,090)**が候補。LINEデータフリーが付帯し、ソフトバンク品質スコア83相当の通信品質が使える。
データたっぷり使いたい人(20GB以上)
日本通信SIM 合理的みんなのプラン(20GB): 月額¥1,390
20GBで¥1,390は全プラン中で最もコスパが高い水準。5分かけ放題(または70分通話)が標準付帯なので、通話オプションを別途契約する必要がない。
さらに上の容量が必要なら**ahamo 30GB(¥2,970)**。ドコモ回線を直接使えるため通信品質は最高クラス(総合スコア90相当)、5分かけ放題標準付帯、海外ローミング20GBも込み。
データ無制限が必要な人
楽天モバイル Rakuten最強プラン 無制限: 月額¥3,278
データ無制限プランで月額¥3,278は、大手キャリアの無制限プラン(通常¥7,000前後)と比較して圧倒的に安い。Rakuten Linkで国内通話も無料。eSIM・5G対応。
ただし、楽天モバイルの品質スコアは72/100とMNO4社中最低で、カバレッジスコアも82/100。地下や山間部でつながりにくい場面がある点には注意が必要だ。
110GBで足りるなら、通信品質で優位な**ahamo大盛り(¥4,950)**も検討する価値がある。ドコモ品質スコア90相当で110GBが使え、GB単価22.2MB/円は楽天無制限に次ぐコスパだ。
格安SIM選びで見落としがちな落とし穴
契約縛りと解約金
2026年現在、SimFinderに登録されている全86プランが契約縛りなし・解約金なし。総務省の規制により、2021年以降に新設されたプランでは原則として違約金が撤廃されている。これは大きな変化で、気軽にキャリアを乗り換えられる環境が整っている。
テザリングの制限
多くのプランでテザリング(インターネット共有)が利用可能だが、一部のプランではテザリング時のデータ上限が異なる場合がある。テザリングを多用するなら、契約前に公式サイトで制限の有無を確認しておこう。
データ繰り越しの有無
余ったデータ容量を翌月に持ち越せる「データ繰り越し」は、月によって使用量にムラがある人には重要な機能。イオンモバイル、IIJmio、mineo、UQ mobile、エキサイトモバイル、NUROモバイルなどが対応している。一方、ahamo、LINEMO、楽天モバイル、povo2.0にはデータ繰り越しがない。
povo2.0の「180日ルール」
povo2.0は基本料¥0で注目されるが、180日以内に有料トッピング(最安¥330)を購入しないと利用停止になる。完全に無料で維持し続けることはできない点に注意。
SimFinderでプランを比較してみよう
ここまで読んで「自分に合うプランはだいたい分かったけど、もう少し詳しく比較したい」と思ったら、SimFinderの比較ツールを使ってみてほしい。
データ容量、月額予算、通話の有無、eSIM対応など、あなたの条件を入力すると、全86プランの中から条件に合うプランを絞り込んで比較できる。
ユーザーの声
格安SIMに実際に乗り換えた人たちのリアルな声を紹介する。
「ワイモバイルから日本通信SIMに乗り換えた。ワイモバは基本料金990円だが通話料で膨らむのが悩みだった。日本通信SIMは10GB+無料通話70分で1,390円と安く、品質も問題なし。テザリングでの仕事も快適」 — @pop_o_writer(元の投稿)
「クレカ持ってるなら日本通信SIM超おすすめ。1,400円程で20GB+通話も何回でも5分無料 or 月70分無料か選べる。もし通信速度に不満が生じたら290円で番号持てるので、povoとかとデータ通信専用プランでデュアル運用すれば格安で持てる」 — @dodo_dodoitsu(元の投稿)
「乗り換えばっかお得になってるけど、継続してる人の機種変更こそ特典つけるべきでは?ってずっと思ってる(5年くらい楽天モバイルユーザーで機種変2回しました)」 — @mizu393(元の投稿)
※ 上記はX(旧Twitter)上の実際の投稿から引用しています。個人の感想であり、通信品質は地域・時間帯により異なります。
よくある質問
Q: 格安SIMに乗り換えると電話番号は変わる?
変わらない。MNP(携帯番号ポータビリティ)を利用すれば、今の電話番号をそのまま新しいキャリアに引き継げる。2023年5月からはMNPワンストップ方式が導入され、転出元への連絡が不要になった。
Q: 格安SIMに変えるとLINEは使えなくなる?
使えなくなることはない。LINEアカウントはスマホ本体に紐づいているため、SIMカードを差し替えても引き続き利用できる。ただし、機種変更を同時に行う場合は事前にLINEのアカウント引き継ぎ設定をしておくこと。
Q: 格安SIMでも緊急通報(110/119)はできる?
音声通話付きプランなら、格安SIMでも緊急通報は可能。ただし、データ専用プラン(IIJmio eSIMデータプラン、イオンモバイル データ専用プランなど)では緊急通報ができないため、メイン回線としては音声通話付きプランを選ぶことを推奨する。
Q: MVNOの通信速度は本当に遅い?
一日を通して常に遅いわけではない。混雑時間帯(特に12:00〜13:00のお昼休み)に速度が低下しやすいのは事実だが、それ以外の時間帯ではMNOと大きな差がないケースも多い。速度を最優先するなら、MNOのサブブランド(ahamo、povo、UQ mobile、Y!mobile、LINEMO)を選ぶと、親キャリアと同等の速度で利用できる。
Q: eSIMと物理SIMはどちらがいい?
eSIM対応スマホを持っているなら、eSIMの方が便利。オンラインで即時開通でき、物理SIMカードの到着を待つ必要がない。デュアルSIM運用(メイン回線 + サブ回線)も簡単にできる。ただし、海外で現地SIMカードを使う場合や、古い端末を使っている場合は物理SIMの方が都合がよいこともある。
まとめ
2026年3月現在の格安SIM市場のポイントを整理する。
- 全体像: 日本国内には21社・86プランが存在。月額¥0〜¥5,258と幅広い
- MNO vs サブブランド vs MVNO: MVNOの平均月額(約¥1,593)はサブブランド(約¥2,752)より約¥1,159安い。ただし通信品質は混雑時に差が出る
- 通信品質: ドコモが総合90/100で最高、楽天が72/100で最低。サブブランドは親キャリアと同等
- eSIM対応: 全プランの71%(61/86)がeSIM対応。サブブランドは全社対応
- 5G対応: 全プランの84%(72/86)が5G対応
- 契約縛り: 全プランが縛りなし・解約金なし
選び方の結論:
- まず自分の月間データ使用量を確認する
- 通話の頻度に応じてかけ放題の要否を判断する
- 通信品質を重視するならサブブランド、コストを重視するならMVNOを選ぶ
- eSIMと5Gが必要かどうかで候補を絞り込む
具体的なプランの比較は、SimFinderの比較ツールで条件を入力して確認してほしい。
この記事の情報は2026年3月時点のものです。最新の料金・プラン内容は各キャリアの公式サイトでご確認ください。
料金の比較・シミュレーションにはSimFinderの比較ツールをご利用ください。