SimFinder
ガイド

タイの国内SIM完全ガイド2026 — 長期滞在・移住者が知るべきこと

#タイ #SIMカード #長期滞在 #移住 #AIS #TrueMove H #DTAC #2026

結論: 長期滞在者向けおすすめ3選

おすすめプラン月額ポイント
駐在員AIS Prepaid 50GB899 THB最高品質ネットワーク(95/100)、5G、eSIM対応
デジタルノマドTrueMove H 5G Super Max 40GB499 THB5G+eSIM対応で最安、250分の通話付き
移住者(コスパ重視)TrueMove H Prepaid 60GB300 THB60GBで月300 THB、GB単価5.00 THBは市場最安

SimFinderでタイの全18プランを比較する →

以下、4社18プランのデータを元に、長期滞在者・移住者の視点で詳しく解説する。

目次


タイの携帯事情 — 外国人でも契約しやすい市場

タイは東南アジアの中でも外国人がSIMを契約しやすい国だ。パスポートさえあればプリペイドSIMを即日購入・開通でき、契約縛りもない。SimFinderのデータベースでは4社18プランを追跡しており、月額199 THB(約830円)から1,499 THB(約6,250円)まで選択肢がある。

長期滞在者にとって重要なのは、タイの携帯市場には以下の特徴があることだ。

  • 全18プランが契約縛りなし — 解約違約金ゼロ。いつでもキャリア変更可能
  • プリペイド式が主流 — ポストペイド契約はワークパーミットが必要な場合が多い
  • パスポートのみで契約可能 — 空港到着後すぐに開通できる
  • 料金は前払い制 — チャージ(トップアップ)でプラン料金を支払う
  • 3大MNO全てが5G・eSIM対応 — ただし対応プランは限られる

日本からの駐在員、デジタルノマド、リタイア移住者、いずれの場合でもプリペイドSIMで十分に対応できる。


キャリア相関図 — 3大MNO + 1 MVNO

タイのキャリア系統図 — MNO 3社(AIS、TrueMove H、DTAC)とMVNO 1社(Penguin SIM)

タイの携帯市場は**AISTrueMove HDTACの3大MNO**が支配する構造で、MVNOはPenguin SIM 1社のみ。韓国のような1対1のMNO-MVNO構造とは異なり、MVNOの選択肢はかなり限られている。

ネットワークタイプカバレッジ総合スコアダウンロード速度レイテンシ利用キャリア
AISMNO95/10088/10098.4 Mbps20 msAIS, Penguin SIM
TrueMove HMNO93/10084/10087.3 Mbps22 msTrueMove H
DTACMNO91/10082/10081.6 Mbps24 msDTAC

品質データ: OpenSignal 2025年6月計測

AISがネットワーク品質で首位。カバレッジスコア95/100、ダウンロード速度98.4 Mbps、レイテンシ20 msと、全指標でリードしている。バンコク市内では3社の差は体感しにくいが、地方や離島ではAISの安定感が際立つ。長期滞在でタイ各地を移動する予定があるなら、AISのネットワークは信頼性が高い。

TrueMove Hは2位(93/100、87.3 Mbps)。バンコク、チェンマイ、プーケットなどの主要都市では快適に使える。

DTACは3位(91/100、81.6 Mbps)だが、3社の差は韓国やオーストラリアと比べると小さい。都市部ではどのMNOを選んでも問題ない水準だ。

True-DTAC合併の影響: True CorporationとDTACは2023年3月に合併した。ただし、TrueMove HDTACは現在も独立したブランド・料金体系・SIM商品として運営されている。利用者にとっては実質的に別キャリアとして選択でき、プラン内容も異なる。

Penguin SIMは唯一のMVNOで、AISのネットワークを使った格安プランを提供している。5GとeSIMは非対応だが、月額199 THBからという低価格が強み。


全18プラン料金比較

全プランが契約縛りなし・解約違約金ゼロ。長期滞在者でもいつでもプラン変更・キャリア変更ができる。

プリペイドプラン(11プラン)

キャリアプラン月額データ通話5GeSIM
Penguin SIMData 6GB199 THB6GB無制限
DTACPrepaid 15GB299 THB15GB無制限
Penguin SIMData 15GB299 THB15GB無制限
AISPrepaid 1GB299 THB1GB100分
TrueMove HPrepaid 60GB300 THB60GB無制限
AISPrepaid 5GB399 THB5GB無制限
DTACPrepaid 30GB499 THB30GB無制限
AISPrepaid 10GB599 THB10GB無制限
AISPrepaid 20GB699 THB20GB無制限
AISPrepaid 30GB899 THB30GB無制限
AISPrepaid 50GB899 THB50GB無制限

5Gプラン(7プラン)

全プランeSIM対応・5G対応。通話は分数制限あり。

キャリアプラン月額データ通話5GeSIM
TrueMove H5G Super Netflix 25GB499 THB25GB150分
TrueMove H5G Super Max 40GB499 THB40GB250分
DTAC5G Super Max 40GB499 THB40GB250分
DTAC5G Super Max 80GB899 THB80GB300分
TrueMove H5G Super Streaming 90GB999 THB90GB300分
TrueMove H5G Unlimited1,499 THB無制限650分
DTAC5G Unlimited1,499 THB無制限650分

GB単価ランキング

長期滞在者にとって重要なのはGB単価だ。月々のコストを最適化するために確認しておきたい。

プラン月額データGB単価
TrueMove H Prepaid 60GB300 THB60GB5.00 THB/GB
TrueMove H 5G Streaming 90GB999 THB90GB11.10 THB/GB
DTAC 5G Super Max 80GB899 THB80GB11.24 THB/GB
TrueMove H 5G Super Max 40GB499 THB40GB12.48 THB/GB
DTAC 5G Super Max 40GB499 THB40GB12.48 THB/GB
DTAC Prepaid 30GB499 THB30GB16.63 THB/GB
AIS Prepaid 50GB899 THB50GB17.98 THB/GB
AIS Prepaid 20GB699 THB20GB34.95 THB/GB

TrueMove H Prepaid 60GBのGB単価5.00 THBは2位の2倍以上のコスパで、タイ市場で突出した存在だ。

SimFinderでタイのSIMプランを比較する →


利用スタイル別おすすめプラン

駐在員 — 安定性・品質重視

駐在員にとって最も重要なのはネットワーク品質と安定性だ。仕事のビデオ会議やVPN接続で遅延やドロップがあると業務に支障が出る。

AIS Prepaid 50GB 899 THBAISの最高品質ネットワーク(カバレッジ95/100、レイテンシ20 ms)で50GBの5Gデータを利用可能。eSIM対応なので日本にいる間に開通し、タイ到着後すぐに使い始められる。通話は無制限。月額899 THB(約3,750円)は日本のキャリアプランと比べて大幅に安い。

50GBで足りない場合は、**DTAC 5G Super Max 80GB(899 THB)**が同額で80GBを提供する。ネットワーク品質はAISに劣るが(82/100 vs 88/100)、バンコク中心部で使う分には十分。

デジタルノマド — eSIM・5G・コスパのバランス

コワーキングスペースやカフェからのリモートワークが中心なら、5GとeSIMの両方に対応したプランが便利だ。

TrueMove H 5G Super Max 40GB 499 THB — 5G+eSIM対応プランの中で最安。40GBあればビデオ会議やクラウドストレージの利用にも十分。250分の通話付き。eSIMなので物理SIMスロットを日本の番号維持用に使える。

データ使用量が多い場合は**TrueMove H 5G Super Streaming 90GB(999 THB)**。90GBあればテザリングでPC作業をしても余裕がある。

コストを最小限に抑えたいなら**TrueMove H Prepaid 60GB(300 THB)**。5GとeSIMは使えないが、60GBで月300 THB(約1,250円)は圧倒的な安さだ。WiFi環境が充実している場所で作業するノマドなら十分。

移住者・リタイア — 低コスト優先

リタイア移住や長期ステイで通信費を抑えたい場合。

TrueMove H Prepaid 60GB 300 THB — GB単価5.00 THBはタイ市場で突出している。60GBのデータと通話無制限で月300 THB(約1,250円)。5GやeSIMは使えないが、日常利用には十分すぎる容量だ。

さらに節約するなら**Penguin SIM Data 6GB 199 THB** — 月額199 THB(約830円)はタイ最安。AISネットワーク(カバレッジ95/100)で、WiFi中心の生活ならデータ6GBでも足りる。通話無制限付き。

短期滞在との比較 — 旅行用eSIMは割高

1〜2週間の短期滞在なら旅行用eSIM(AiraloHolafly等)も選択肢に入るが、1ヶ月以上の長期滞在では現地SIMの方がはるかに割安だ。

比較旅行用eSIM(30日間の例)現地SIM(月額)
代表的な料金3GB: $6.00〜 / 5GB: $14.00〜6GB: 199 THB (~$5.50)
データ量3〜20GB6〜無制限
通話なし(データのみ)無制限〜650分
5Gなし12プラン対応
契約方法オンライン即時空港・店舗で即日

長期滞在者は現地SIM一択だ。旅行用eSIMは短期出張や旅行のつなぎ用として活用するのがよい。短期旅行のeSIM選びについてはタイ旅行のeSIM比較ガイドを参照。

SimFinderでタイの全18プランを比較する →


5G・eSIM対応状況

5G対応

18プラン中12プラン(67%)が5G対応。3大MNO全てが5Gを提供しているが、対応プランは中〜上位に限られる。

キャリア5G対応プラン4G専用プラン5G最安
AIS10GB, 20GB, 30GB, 50GB1GB, 5GB599 THB
TrueMove H5G全プラン(4プラン)Prepaid 60GB499 THB
DTACPrepaid 30GB, 5G全プラン(4プラン)Prepaid 15GB499 THB
Penguin SIMなし全プラン

タイの5Gエリアはバンコク、チェンマイ、プーケット、パタヤなどの主要都市に集中している。バンコクのスクンビットやシーロムエリアでは安定した5G接続が期待できるが、地方では4Gにフォールバックする。

eSIM対応

18プラン中11プラン(61%)がeSIM対応。

キャリアeSIM対応プランeSIM非対応プラン
AISPrepaid 10GB, 20GB, 30GB, 50GB(4プラン)Prepaid 1GB, 5GB
TrueMove H5G全プラン(4プラン)Prepaid 60GB
DTAC5G全プラン(3プラン)Prepaid 15GB, 30GB
Penguin SIMなし全プラン

eSIMのメリットは、日本を出発する前にオンラインで開通できること。到着後にSIMを購入する手間が省ける。ただしeSIM対応プランは499 THB以上に限られるため、最安プランを求める場合はeSIMは使えない。


eSIM vs 現地SIM — どちらを選ぶ?

長期滞在者にとって、eSIMと物理SIMの選択は重要なポイントだ。

eSIMが向いている人

  • 渡航前にタイの番号を確保したい
  • 物理SIMスロットを日本の番号用に残したい(デュアルSIM活用)
  • 空港でSIMを買う手間を省きたい
  • 5G対応プランを使いたい(eSIM対応 = 5G対応のプランが多い)

現地の物理SIMが向いている人

  • 月額300 THB以下のプランを使いたい(eSIM対応は499 THB〜)
  • Penguin SIMの最安プラン(199 THB)を利用したい
  • TrueMove H Prepaid 60GB(300 THB)を選びたい
  • eSIM非対応の端末を使っている

短期旅行者向けの旅行用eSIM(AiraloHolafly等)との違いについてはタイ旅行のeSIM比較ガイドを参照。英語での詳細な市場分析はBest SIM Plans in Thailand 2026(英語版)でも解説している。


契約方法 — パスポートがあれば即日開通

必要なもの

  • パスポート(顔写真ページ)— これだけで契約可能
  • SIM対応スマートフォン — eSIMの場合はeSIM対応端末

ワークパーミットや在留証明は不要。旅行者も長期滞在者も同じ条件で契約できる。

購入場所

  1. 空港のキャリアカウンター — スワンナプーム空港、ドンムアン空港の到着ロビーにAISTrueMove HDTACのカウンターがある。スタッフが設定まで対応してくれるので初めてでも安心。英語対応可能
  2. キャリアショップ — バンコク市内のショッピングモール(MBK、サイアムパラゴン等)に各キャリアの店舗がある。プラン相談や変更もここで対応可能
  3. コンビニ — セブンイレブン、ファミリーマートでSIMカードを販売している。ただしプランの選択肢は限られ、スタッフの英語対応も期待しにくい
  4. オンライン(eSIM)AISTrueMove HDTACの公式サイトやアプリからeSIMを購入できる。日本にいる間に手続きを完了し、タイ到着後にアクティベートすることも可能

開通の流れ

  1. 購入場所でパスポートを提示
  2. 希望のプランを選択
  3. SIMカードを端末に挿入(またはeSIMをスキャン)
  4. APN設定が自動で行われる(手動の場合はスタッフが対応)
  5. トップアップ(チャージ)してプランを有効化

空港カウンターなら到着から30分程度で使い始められる。


長期利用の注意点

料金は前払い(トップアップ制)

タイのプリペイドSIMはトップアップ(チャージ)制だ。コンビニ、銀行アプリ、キャリアアプリ、オンラインでチャージできる。残高が不足するとプランが失効するため、自動チャージの設定を推奨する。

データの追加購入

月間データ量を使い切った場合、キャリアアプリやUSSDコードでデータを追加購入できる。料金はキャリア・容量により異なるが、プラン変更の方が割安な場合も多い。

SIM番号の有効期限

トップアップを一定期間行わないとSIM番号が失効する。キャリアにより異なるが、一般的に最後のトップアップから30〜180日が有効期限。長期滞在者は定期的なトップアップを忘れないこと。

データ繰り越しなし

タイ市場では全18プランでデータ繰り越しなし。余ったデータは月末に消滅する。オーストラリアのような繰り越し制度は存在しない。自分の使用量に合ったプランを選ぶことが重要。

解約・番号ポータビリティ

全プランが契約縛りなし・解約違約金ゼロなので、いつでもキャリア変更が可能。タイにも番号ポータビリティ(MNP)制度があり、電話番号を維持したまま他キャリアに移行できる。


よくある質問

タイのSIMは外国人でもパスポートだけで契約できる?

はい。タイでは外国人がパスポートのみでプリペイドSIMを購入できる。空港や街中のキャリアショップ、コンビニ(セブンイレブン等)で即日開通可能。ただしSIM登録にはパスポートの顔写真ページが必要で、1人あたりのSIM枚数に制限(各キャリア5枚まで)がある。

長期滞在にはプリペイドとポストペイドのどちらがいい?

SimFinderが追跡する18プランは全て契約縛りなし・解約違約金ゼロ。タイではプリペイド式が主流で、外国人でも手軽に利用できる。ポストペイドはワークパーミット(労働許可証)が必要な場合が多く、駐在員以外にはハードルが高い。プリペイドでも5G・eSIM対応プランが豊富にある。

タイで最もカバレッジが広いキャリアは?

AISがカバレッジスコア95/100でトップ(OpenSignal 2025年6月計測)。TrueMove Hが93/100、DTACが91/100と続く。バンコク市内では3社とも差は小さいが、地方・離島ではAISの安定感が際立つ。

タイでeSIMは使える?

はい。18プラン中11プラン(61%)がeSIM対応。AISはプリペイド10GB以上(599 THB〜)、TrueMove HDTACは5Gプラン全て(499 THB〜)でeSIMが使える。Penguin SIMはeSIM非対応。

タイの5G速度は実際どのくらい?

AISのダウンロード速度は98.4 Mbps、TrueMove Hが87.3 Mbps、DTACが81.6 Mbps(OpenSignal 2025年計測)。5Gエリアはバンコク、チェンマイ、プーケットなど主要都市に集中。都市部では快適に利用できるが、地方では4Gにフォールバックする。

TrueとDTACの合併でSIM選びに影響はある?

True CorporationとDTACは2023年3月に合併したが、TrueMove HDTACは現在もそれぞれ独立したブランド・料金体系・SIM商品で運営されている。利用者にとっては実質的に別キャリアとして選択できる。

タイのSIMで日本への国際電話はできる?

プリペイドSIMの多くは国際電話に対応しているが、別途料金がかかる。日本への通話はLINE通話やWhatsAppなどのVoIPアプリを使うのが一般的で、追加費用がかからない。データプランさえあれば問題なく利用できる。


まとめ

2026年のタイSIM市場のポイント:

  • 4社18プラン — MNO 3社(AISTrueMove HDTAC)+ MVNO 1社(Penguin SIM)、全て契約縛りなし
  • ネットワーク品質はAISが首位 — カバレッジ95/100、ダウンロード98.4 Mbps
  • 価格帯: 199 THB/月(Penguin 6GB、約830円)〜 1,499 THB/月(5G無制限、約6,250円)
  • GB単価最安はTrueMove H Prepaid 60GB — 300 THBで60GB、5.00 THB/GBは市場で突出
  • 5Gは67%のプラン(12/18)が対応 — MNO全社で提供、MVNO非対応
  • eSIMは61%のプラン(11/18)が対応 — 499 THB以上のプランに集中
  • 外国人でもパスポートのみで即日契約可能 — 空港カウンターが最も手軽
  • データ繰り越しは全プランなし — 月内に使い切る前提で選ぶ

長期滞在者の選び方: 品質・安定性重視ならAISコスパ重視ならTrueMove H Prepaid 60GB5G+eSIMの便利さならTrueMove H/DTACの5Gプラン。日本と比べて通信費は大幅に安く、駐在員でも月1,000〜1,500 THB(約4,200〜6,250円)で十分なプランが手に入る。

タイのSIMプランを探す →


プランデータは2026年3月時点のものです。料金は7% VAT込み(税込価格)。最新情報は各キャリアの公式サイトをご確認ください。

全プランの横並び比較はSimFinderの比較ツールからどうぞ。